14日にまつわるトラウマ話

ぶっさん

2012年06月14日 21:47


ガキんちょの頃住んでた家は隙間だらけの家で

ひどい時はガラス窓の内側に霜が貼りつく事もあった

そんな家に小さな

だけど本物のもみの木がやって来た

子供達は嬉しくて一生懸命 飾り付けをしたさ

そしてピカピカの
クリスマスツリーに満足して

眠りの中へ

ふと夜中に妙な明るさに目が覚める

するとそこには
トラック野郎が
泣き出すくらいの電飾を付けられて

その電飾の熱で燃え始めた
クリスマスツリーが立っていた

『危ない!!』

窓をガラッと開けて
母ちゃんが

裏の空き地に

炎の槍と化した
クリスマスツリーを

子供達の夢と共に投げ棄てた

ツリーはその場で燃え尽きたとさ

そしてうちのクリスマスは

世間よりも10日も早く終わった

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